今この記事に辿り着いている皆さんは幸運だと思います。今から絶対に就活仲間にシェアしてはいけない、本当に意味のあるグループディスカッション技術・テクニックをお教えします。
それほどに効果的な内容になります、私自身もこれらのノウハウは就活中は秘匿していました。就活のグループディスカッションの相談をされても絶対に言いませんでした。
今回ご紹介するのはプライベートでの円滑なコミュニケーションでも活用できる内容です。
合コンなどで話を回せる人間になれるきっかけにもなれると思います。
すぐに使える技術と、考え方(思考プロセス)の2種類に分かれますが、多くの就活生にtとって難しい内容は無いと思います。誰でも当てはめる事が出来ますし、実践できます。
言い方が悪いですが、人と話し合いをするのが苦手って人でも実践できる、速攻テクニックです。
ただ1点だけ求めるのであれば、平均程度の議論をする知能は有して下さい。
真剣にディスカッションしているのに頭の回転が追いつかない、というのは致命的です。
1.会話の導線を意識する。
A〜Dさんがこのように会話をしたとします。この矢印は会話をしたかどうかを示すものです。AさんはCさんに話しかけました、という事を意味しています。
みなさん直近のグループディスカッションなど思い返してみて下さい。
一見するとグループ間でお互いに話し合えたような印象を受けますが、
CさんはBさんと直接会話がなされていません。みんなで話し合っているという抽象的なイメージからは中々省みる事は難しいですが、導線という考え方を経由してみると、実際ディスカッションが全員とコミュニケーションを取れた上で出来たのか、はっきりわかります。
BさんはAさんとDさんから話しかけられて、Cさんにしか話しかけていないですね。
話し合いに対して消極的な方ですね。あなたが比較的発言をしていて場をコントロールしていると言っても過言ではないAさんならどうしますか?
答えは「会話の導線を増やしてあげる」です。
よく就活本とかで「Bさんはどういう考えがありますか?」などと発言を促す、とありますがあれはまさしく会話の導線を増やす行為です。
会話の導線を増やす事によってどのようなメリットがあるのでしょうか。それは、周りの面接官に対して
「会話を引き出すコミュニケーション能力」を持っている
「気遣える能力を持っている」
「自分だけ話すのではなく人の話をしっかり聞く姿勢もある」
と絶対評価されます。
逆に自分が場をコントロールしていない人ならば、
自分自身の会話の導線を考えて、導線を引けていない方に向けて話しかけてみて下さい。
最終的なゴールは、「すべてのメンバーが他のメンバーと一度以上会話を持った」です。
もちろんこれがゴールではなく建設的な議論をする手段なので、ある程度現実的に難しい場合は進捗状況7割などで切り上げても結構です。
ただ、現時点の就活生のグループディスカッションを見ていると導線という考えは一切ありませんし、司会という進行役を立てるのが美徳とされている風潮があり、一人がバーっと喋る印象があるので、このような導線という考え方を持っている事は大きなアドバンテージだと思います。
2.名前を読んであげる
人間は名前を呼ばれると「自分自身に関心があり、認知されている」という安心感を得ます。
みなさんも企業の説明会などで「スーツのあなた」と言われるのと、名札を確認されながらも「では就活さん、どうぞ」と言われるのは大きく印象が変わってくると思います。
名前を呼ばれると嬉しいんです。つまり、コミュニケーションにおいて距離をぐっと縮める事が出来るのです。
もちろん名前を呼ばないでたどたどしい、もしくは円滑なコミュニケーションを取る事は出来ます。
私の経験上、多くの就活生はこんな最低限の当たり前の事すら出来ませんし、恥ずかしいからかしていません。
「就活さんはどう思いますか?」こんな当たり前で苦労もしない事すら着手しないのです。
では話題を変えます。グループディスカッションの場で、名前を呼ぶ為にはどうすればいいのか。
ゴール「名前を呼べる」という状況を設定し、ゴールから逆算して考えましょう。
名前を呼べるというコトは名前を知っておく必要があります。名札を提供している企業ならともかく、名札がない企業などもあります。そういった場合はテーブルに着席後、お互いに自己紹介をして、名前をメモなどに控えて下さい。
ノートに必ず控えて下さい、一度聴いただけでは忘れてしまいます。
テーブルが四角形だと思うので、ノートに四角形を書き、四隅に名前を記載するだけでも構いません。
私は欠かさずこれをやってきました。間違って名前を記憶して、間違っていたら恥ずかしいから呼べない、というのは本末転倒なので、聞き直してでもしっかりとお名前を聞き出しましょう。自分の事を知ろうとしてくれる、はてにはメモまで取ってくれる人に嫌な顔をする人は絶対居ません。
そしてグループディスカッション中は、何度でも名前を呼んであげてください。
3.曖昧な概念や言葉をグループ内で価値観を共有する
たとえば平和を題材にした時に、各々が持っている価値観や言葉の意味は異なります。
なので、グループで話し合い上で抽象的な議論を避ける為に、明確に意味合いを共有しておく必要があります。
「定義を共有しましょう」と一言勇気を出して言ってみて下さい。
少なくともそのグループは定義を共有していないグループに比べた場合、はっきりとしたビジョンなどを共有できていると思いますよ。
というのも社会人はふわふわした概念で物事を話し合いません。しっかりと両者でのイメージを固めて、具体的な話を進行します。
4.「この人多分言葉の意味を分かってないな」と思ったら気遣って分かりやすく言い換える
たとえばインフルエンサーという言葉が出てきて、「?」という顔をしている就活生がいると思います。インフルエンサーにかぎらず、就活生の大好きな聞きかじったビジネス単語に分からない顔をする人は一定数居ると思います。そういう時に「言い換えてあげる」人は円滑なコミュニケーションを取れる人です。
Aさん「インフルエンサーに商品提供をして記事を書いてもらうとかどうかな」
Bさん「そうですね。影響力のある人に書いてもらうのは効果的かもしれません」
同じ事を繰り返しているようですが、Bさんの発言は「インフルエンサー」の意味が分からない人が聴いて、スッキリするような内容になっています。
いかに周囲に気遣えるか、です。難しい言葉を使っている人はカッコイイかもしれませんが、難しい言葉を分かりやすく噛み砕いて分からない人に伝えるのも立派な仕事です。
言葉は伝わって、はじめて意味があります。自分が専門用語を使う際などは相手の表情やその後の会話から伝わっているか察して、その後理解が得られていないようでしたら噛み砕きましょう。
これらのテクニックを踏まえた上で、思考して有意義なディスカッションをしてください。
あくまでテクニックです。根本にあるディスカッションをこなすには、ある程度の物事を考えて反対意見やアイディアを出せる知能が必要です。
多くの人はある程度の水準まで育っていると思いますので心配はしなくて良いと思います。
このようにテーブルの会話を回せる人はコミュニケーション能力は本当に高い人材だと思います。
この記事を読んで、「なんだそんなことか」と思われると思います。
「そんなことか」を実践できていないのが就活生なんです。こういう当たり前の気遣いすらも出来る余裕が無いんです。なので、今度から絶対これらの事を徹底して下さい。
こんな小手先の技術ですら、見ている人の印象を大きく変えます。
これらのテクニックを実践した時に、
あなたはそのテーブルで絶対に替えの効かない人材になれると思います。
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